中国では基礎教育の普及にバラツキが存在するため、人口の一割、約1億2千万人が非識字者となっている。このブログは中国は日本の教育分野から多くを学ぶよう提言するものである。以下はそのブログより。
---------------------------------------------------------
中国は日本から何を学ぶべきだろうか?日本に留学したことのある中国人学生であれば、日本が教育、とりわけ基礎教育を重視していることに気がついたことであろう。
1868年の明治維新以来、日本は識字率を上昇させるために莫大な資金を投下した。日本の基礎教育は「平等」が特徴であり、日本政府は都市や地方を分け隔てなく教育資源を分配しており、家が貧しいからといって学校に通えないということもない。
また、北海道から沖縄まで、小学校には標準語を話すことの出来る教師が配属され、子供たちの日本語能力の確保を保障している。
中国は改革開放から30年が経過したが、基礎教育の崩壊に直面している。教育が市場化(ビジネス化)の波に飲み込まれると同時に拝金主義がはびこり、貧困地区に住む多くの子供たちが教育を受ける機会を失っている。
中国における基礎教育の失敗は貧困地区に限ったものではなく、発展著しい都市部においても存在する。都市部に住む約二億人もの出稼ぎ労働者たちは都市部における戸籍を所持していないため、彼らの子供たちは当地の学校に通うことが出来ず、就学の機会を逸している。
仮に就学できたとしても、通うことが出来るのは出稼ぎ労働者の子供たち用の粗末な学校であり、彼らの子供たちも「二等公民」という烙印を受け継ぐこととなるのだ。
1980〜90年代に香港や台湾および海外華僑によって始められた「希望工程(貧困のため学校に通えない子供たちの支援を目的とした公益事業)」は、中国の基礎教育に対する失望を反映したものである。世界トップの外貨準備高を誇り、世界に対する影響力も徐々に大きくなっているにもかかわらず、なぜ中国の教育は他からの助けを借りなくてはならないのだろうか?
2008年、中国政府の教育分野に対する支出は中央財政支出のわずか4.4%であり、日本の1925年度の水準と同程度である。世界の151の国家の中で見ても、中国の教育分野に対する支出比率は極めて低い部類に属し、発展諸国はもちろんのこと、キューバや北朝鮮、アフリカの貧しい国々などにも劣るのが現実である。
教育の崩壊は道徳のみならず、国力にも大きな問題をもたらすであろう。日本と中国の国力を比較する際、中国の官僚たちはなぜ、中国には日本の人口に等しい1.2億人もの非識字者がいることが分からないのであろうか?日本は非識字者のいない国である。中国はまずは日本の基礎教育の分野から学ぶべきである。
--------------------------------------------------------------
(出典:孔乙己aBLOG意訳編集)
写真は都市部から故郷へ帰ろうとする農民工たち。都市部の農民工は都市部における戸籍を所持していないため、彼らの子供たちは都市部の学校に通うことが出来ない。(編集担当:畠山栄)
http://news.searchina.ne.jp/2009/0105/column_0105_003.jpg
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0105&f=column_0105_003.shtml

